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2014年02月04日

 三滝川を勝手に語る 第二話


 kaz13`s my soul river三滝川     場所は...



 三重県北勢 鈴鹿7mountain主峰:御在所岳を源流とし、菰野町⇒四日市市
 そして伊勢湾へと流れ込む一級河川にあります。




 特徴的なのは平野部に差し掛かった途端、地下水脈となり枯(かれ)川呈する点。
 原因は取水のため..長年思い込んでいましたが農閑期でも枯れる..これ如何に??




 Maybe 浸み込み易い地層の裂け目がそこにあるのかも知れない...
 その水は「マンボ」=横井戸から再び現れ 清涼な智積(ちしゃく)用水へと導かれる。

 それ故 海から隔絶され 各支流群との交流も 極めて至難な環境に置かれています。



 その他に夥しく乱立する公共事業の遺構...無用に川を掻き廻し 洪水時 儚(はかな)くも
 用を為さぬ砂防堰堤... 様々な要因が 三滝川を分断している現状があります。




 そんな環境の中でも 逞しく生きるアマゴたち... 
 実は先記 『菰野豪雨』羅災するも 絶滅すること無く、細々生き長らえ 安息を待ち
 自然増殖繰り返すアマゴたち... 畏敬の念、持たざるをえぬkaz13にありました。





 三滝川支流☆LS谷佇むkaz13...
 三滝川を勝手に語る 第二話
 一言 『三滝川』言うても、様々な支流群が派生する

 下流にて まずUM谷が分岐し、その後LS・MK谷と源を分かつ。
 他方FK・FD谷... そして名も無い細谷 夥しく幾重にも合わさり本流へと下る



 ここLS谷で釣れたアマゴ..
 三滝川を勝手に語る 第二話
 北斜面、南東へ流れ下るLS谷...  
 ボヤンとした草薙色ボディ 主点少なに陰気な雰囲気醸し出す
But 尾鰭の朱色..綺麗なり^^








 此処はFD谷から分岐した支細流...
 三滝川を勝手に語る 第二話
 三滝川を勝手に語る 第二話
 それでも こんな立派なアマゴ棲む!! 絵に描いたがごとく正統派..アマゴの出で立ち

 儚(はかな)げなパーマーク..控えめな主点..お鰭(ヒレ)の紅(くれない)..
 見惚れる造形にあります









 ・・・まぁ 見て下され (~_~;)
 三滝川を勝手に語る 第二話
 黄色い各ヒレを挿し置く 異様にデカく 滲(にじ)んだ主点...
 上記 他支流のアマゴとは 『亜種??』見違えるほど奇異な印象にあります...
 三滝川を勝手に語る 第二話
 このFK谷で釣れたアマゴは 押し並べて主点がデカく鮮明な特徴を持つ

 本谷 最も菰野豪雨の被害甚大!!
 両袖 抉(えぐ)られ、巨石移動甚だしく 以前 渓谷の面影皆無にあります。
 谷筋覆う木陰消え 明るさ際立つ南垂れな谷...





 【考察】

 岩魚は本州だけでもニッコウ・ヤマト・ゴギと亜種居るも アマゴは単種...これ如何に?
 当然 学術的鱗(ウロコ)数等 裏付けあれど 上記の写真...各沢アマゴの相違はなぜに?



 アマゴ稚魚自主放流活動..今年で3年『かもしか.ネット』
 当初 このような亜種的各沢特性が馬瀬川産☆発眼卵導入を起因とし生態系崩壊に
 繋がるやの懸念...ありました。



 ところが実際は 岐阜県産:余所者アマゴを稚魚として放流し続けていても
 FKにゃFK...UMにゃUMアマゴの特徴発現される ...生態的安堵と共に
 深い疑問呈すkaz13...(~_~;)



 餌の相違は大同小異であり、気候的差違も少ない。
 想像するに岩から出るイオンもしくは放射線が 各河川特有の色にアマゴたちを
 染めているのではないでしょうか...




 渓谷で ひとり眼を閉じ 瞑想に耽(ふけ)ることがあります。
 自然との一体感に身を置くと、それぞれ川の違った匂いがある事に気が付きます。
 すべての支流が違ったオーラを醸し出す...そんな気がしてならないのでありました。



 次回は 各支流ごとピックUPし具体的執筆を進めていきます
 ご精読ありがとうございました!(^^)!








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この記事へのコメント
ふむふむなるほど〜
凄い研究になっちゃってるね。
Posted by hide at 2014年02月04日 22:25
hideさん、こんばんは^^

『情熱を起因とした論理の爆発状態..!!!』とでも言いましょうか...

hideさんもテニス語らせたら同んなじチャイますかぁ~⤴ (大笑)



洞察という言葉がありますが 見えざる事象を五感以上の感覚で

察知し、感じ取り、頭の中で思考を廻す...



源流分け入ると人間一人なぞ...チッポケな存在だナ...思います。

私の手掛けているプロジェクトも大自然からすりゃ些末な事象に

過ぎませんが 『文化』として三滝川という渓流を大切にする心が

皆さんへ訴求出来れば この上なく嬉しく思う訳ですョ!(^^)!



追伸: 努めて平易な表現心掛けましたが、やっぱり難解かなぁ^_^;
Posted by kaz13kaz13 at 2014年02月04日 23:08
こんばんは
一匹目は在来種かどうかは判断出来ませんが
養殖魚の特徴が少ない感じです、
三匹目が養殖魚の特徴が多いです。
朱点に一番特徴が出やすいですね。
おっと、あんまりネタバレしてはいけませんね、

寒くなりそうですよ!木曜日の朝の気温の予想が
四日市でマイナス6度と出てます!
ひぇー!
Posted by おいかわおいかわ at 2014年02月05日 00:37
おいかわサン、こんにちは^^


ホント寒い...というより水槽プラントは 一面雪景色的吹雪で痛かったです!!

おいかわサンご指摘の「養殖魚」的特徴の差違についてはkaz13..研究
足りず わかりません^_^;


ただ この3年 馬瀬川から取り寄せた共通の発眼卵から育てた稚魚なのに
撒く支流ごとに その場所に共通した特徴、例えばFK谷の眩い朱点等が
発現するのは なぜだろう...という観点に着目し考察を展開した次第です。

メールで教えていただいたHP..じっくり閲覧し とても興味深かったです^^
今後 各支流ごとに執筆展開していきますが、各支流における相違点を
炙(あぶ)り出し、自分なりの考察を載せていきます。

最終章の「落ち」は支流と本流におけるアマゴの相違を炙り出し
『やっぱりアマゴたちも一回は大海原行ってみたいんやろナ』的
抒情的展開を目論んでいますので、ご高覧くださいませ(^_^)/
Posted by kaz13kaz13 at 2014年02月05日 15:50
情熱こそが、最高の推進力だね(^_−)−☆
わかるわかる〜
Posted by hide at 2014年02月06日 00:41
 
hideさんのバイタリティには 脱帽kaz13...(^^)
いつもアマゴプロジェクトhelpいただきありがとう!!


今年は多分4月上旬~中旬で撒く計画です。
理由は、今はat松本...ボッさい展示場ですけど
4月26日 南日永グランドオープン参入の責任者
なので立て混む予想(~_~)...


残ったらGW明けだけど 半年以上の飼育...
飽きちゃうんですよねぇ~ (笑)
Posted by kaz13 at 2014年02月06日 08:45
 
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