2014年02月20日
最後に三滝川水系FK谷を語る
これまで三滝川水系UM・TD・LSの各支流及び本流を『勝手に』 語って参りました
そして最後!! 鵬(おおとり)...FK谷を語ります。

この麗しく美しいアマゴ... 渓流の宝石と形容したくなる一尾...
これ2008年菰野豪雨以降 疎遠になっていた三滝川へ数年ぶり竿出した折
最初に出会ったアマゴにあります(2011年9月23日撮)
発眼卵を購入し、稚魚育て、自主放流するプロジェクト胎動(構想)の時期で
未だ『かもしか.ネット』なる命名する前の頃…
恐らく このアマゴに出会っていなかったらプロジェクト始動はしていなかった
かもしれません。 ...それほど強い衝撃がありました。
前途の通り三滝のアマゴと言えば お世辞にも綺麗とは言い難い先入観あり
あまりの美しさ...茫然とした記憶...つい昨日の事とし思い返されます。

周囲の樹木一切 なぎ倒され、三滝石のオブジェ...明るい渓相を醸し出す此処FK谷...
それでも瑞々しいアマゴ..逞しく生き延びている姿に感動を覚える!!

FKアマゴの特徴を 端的に言うと.. 『朱点がデカい!!』

異様にデカい!!

どいつもデカい!!!

とにかくデカい!!!!
この朱点を見、養殖魚系の血統指摘さる御仁おられます。それについてkaz13
詳しくはわかりませんが 唯一この支谷だけは豪雨前まで 某団体により細々と
稚魚放流が成されていた情報があり、その血統がFK朱点デカ・アマゴなのかも
しれません。
その団体は老齢化を理由に昨年解散されたと伝え聞き、以後かもしかネットが
only放流元となる訳で、数年後に朱点戻れば上記推論が成り立つと言えます。
But 私は『朱点デカ残りするような気がするんですよねぇ~』 ^_^;
このFK谷の環境... 岩から出るオーラが染めている気がしてならないんです...

・・・まぁ こんな虹鱒(ニジマス)みたいのも釣れる訳で、よくわかりませんがねぇ... (~_~;)

【総評】
ここまで各支流の特性について実地見聞..述べて参りました。
確かに言えるのは明るい渓相にゃ陽気な魚、暗い渓相にゃ陰気な魚...
様々なファクターな環境により アマゴたちの特異性が勃興しているような気がします...
紀伊半島在☆無班アマゴ!!等の特異性については何やら近親相姦なDNAの濃縮的
違和感を感じ、追い求める気にはならない。(アメゴも同じ)
それよりブラジリアン的混血美人の方が♪ラテンのノリ♪ DNA的強靭さが磨かれ、
種の保存的観点からは望ましいのではないでしょうか。
これから何年放流を継続しても 今回取り上げた各支谷の特性は変わらない
...そう推論を立てています。
完全ネィティブなぞ居もしない現実から目を逸らし絵虚事..御託並べる暇があるなら
行動実践!! アマゴ自主放流継続し、往く末を見守りたい...そう思うkaz13にありました。

Thank you everybody!! thank you (^_^)/
【かもしか.ネット】菰野町在住☆代表: 根岸kaz13和秀
2014年02月16日
三滝川本流を実釣し考えること
増水気味...三滝川本流の風景

♨湯の山温泉街♨ 縫うように流れ下る渓谷
渓流の宝石アマゴ... 我々Fフィッシャーマンに至福の時of享受

ALLキャッチ&リリース貫徹!! いつでも渓魚泳ぐ川目指し邁進中『かもしか.ネット』
3月入れば水緩み、高みから魚影確認さる

本流魚の共通項...それは銀化(ぎんけ)化にあります。 どの魚体も 鱗が銀鱗眩く美しい
その理由... アマゴたち、やはり一度は海に行きたいのではないでしょうか...
9月11日中流域でGETな個体

既に紹介した各支谷の特徴入り乱れ 乱舞呈し面白い...but共通項は銀化
絵に描いた小淵

此処で出会ったアマゴは....

鮭(しゃけ)でやんす!!! (笑)
滝壺 潜りゃ脂っパヤ併泳な良型アマゴ

朱点消え 老獪なアマゴ仕留める

8月13日my birthday 『海行ってみたいなぁ~』...この一尾から独り言聞こえた気が…
先シーズン ベストな一尾がこれ...


体高ある凛々しい身姿。 眩うく散らした朱点。 紅に染まる立派な尾ヒレ。
これを釣ったとき、このまま死んでも悔いは無い!! そう感じたkaz13にありました^^
2014年02月11日
三滝川水系☆桃源郷@LS谷を語る
本日紹介:LS谷... 此処は まさに修験僧の秘谷にあります

急峻な傍道ひたすら登り、大堰堤三つ超える ...汗
3年前より発眼卵買い稚魚育て、撒く

…この内どれだけ かもしか.LSアマゴとして生き延びたのだろうか...
これ1年生...

一昨年9月4日の釣果
夥しい巨石群.. 幸い豪雨羅災 些少エリアにあります^^

霊験オーラ醸し出し 深々と心に染みわたる...
そんなLS谷のアマゴには なぜか朱点が無い... っと言うか少ない(~_~;)

昨年5月1日の釣果
…じゃ 3連発行っちゃいましょう!!!




ねッ! 無いでしょ... 3匹目...痩せてるよネ...
先般紹介UM谷隣谷とは言え、より墨汁画モノトーン...セピアな風情にあります。
貧栄養な水質ゆえ 珪藻見受けず クールな流れを呈す

主流とは違う黄色マーキングでアマゴ掛ける^^
言語を絶するとはこの事か!! この可憐で儚いアマゴを表す言葉が見付からない(~_~;)

もし本谷遡行の際は くれぐれも自己責任...注意あれ(^_^)/
kaz13 2回遭難し掛けました...But 『此処で死ねれば本望か...』
本気で そう思わせる魅惑の谷にありました^^

2014年02月09日
そして三滝川支流TD谷を紹介する
kaz13的 most favorite riverな支流...TD谷

此処も 急勾配な林道..デカい堰堤三つ超え 汗を拭きつつ突き進む!!
ご覧のとおり 菰野豪雨で最も被害甚大...渓相全壊エリアにあります。
But 再生著しく 瑞々しい流れ復活の兆し (^_^)/

実際 本流筋は豪雨後 壊滅... アマゴの姿無く 荒涼漠々たる風景にありました...
放流2年目 水中風景の図

前年撒いた かも.アマゴ..群泳を確認し 安堵する
端麗な かも.アマゴ...1年生釣る^^

ブラウンバックな凛々しい身姿...TDアマゴの特徴なり!(^^)!

渓相はbrown顕著な三滝石of苔にて形成さる。
支流分岐な本流出会い...ミドルゴルジュ形成する魚止め滝..

この淵 潜むTD谷の主をGET^^

これ かも.アマゴ3年生明白なり(^_^)/
霊験な支流分け入り...遡行する

3年前 イワナ発眼卵仕入れ 2,000匹育て撒きました...
賛否両論轟轟なるも 昔は三重県側にも生息していた伝聞はあり、放流成果の確認指標に
撒いた経緯があります。 Onlyアマゴですと、既存との識別難があり イワナでの成長確認
目論んだ訳です。 しっかし どう見ても イワナの渓にあります...
TD谷限定にした理由は、他支流との隔絶が顕著であり 本流筋アマゴ皆無なため 無作為な
拡散 抑制出来ると踏みました。

3年前...支流最奥部 撒いたにもかかわらず 本流の緩やかな淵でイワナをcatch!!
アマゴとも仲良く暮らし、感無量な8月の釣行...思い出に残る一匹にあります^^
支流最奥部に佇むイワナ...

野性味溢れる獰猛な面構え!! 3年目にしては短寸なのは 餌少ない所以か...?
アマゴにイワナ... 共生の姿も見守りつつ、最も大切にしていきたいTD谷にありました。
2014年02月07日
三滝川支流 幽谷UM谷を紹介する
まず冒頭に申し上げたいのは、本投稿は『猫も杓子も こんな釣れるで来てねぇ~』的
ガイダンス・ブックではありません。
まったく放流が成されていない自然渓流と 養殖ニジマス釣り堀の区別が付かない
思考停止な貴兄には足を踏み入れて欲しくないと思っています...
では なぜ敬愛する三滝川をwww的紹介する至ったか...
理由...それは本稿を観ていただき 三滝の奥深さ、そして今テーマ..各支流における
アマゴの多様性を ご覧いただく事で 自然に対する畏敬の念を共有いただけたなら
この上なく幸いに思うのでありました。
【UM谷】

この谷へ分け入るには まず車停めから40分歩く覚悟が必要です..^_^;
途中 神秘的ゴルジュ帯あり 幽玄なる世界へ誘(いざな)われます

高巻きの連続...UP&ダウンの連続に 心臓の鼓動も最高潮!! (笑)
ようやく釣り場着きました^^ エリア到着=足ガクガク..三滝では稀有な支谷と言えましょう ...汗

両袖 抉(えぐ)られ 増水の度 渓相変幻見て取れます。
そんな過酷な環境でも 健気に生きるアマゴ..

我々が撒いた かもしかアマゴに相違ありません(^_^)/

ここのアマゴは 押し並べてボヤンな草薙ボディに疎(まば)らな朱点...
恐らく浅く透明度抜群な環境が 背面保護色を呈し 草薙色に染めるのではないでしょうか

それ故 極めて慎重なストーキング必須!! ほとんど匍匐(ほふく)前進状態^_^;
随分 分け入った先に現れる小滝...
これの高巻き50㍍は急勾配登るため、危険回避!! 数年前『梯子』設(しつら)えました。

ある時 梯子登り上流覗くと 鹿とご対面... 脱兎のごとく渓谷飛んで去る雄姿...
UM谷のアマゴは 難易度MAX... ホント釣り辛い (~_~;)

スッケ透け状態にて こちらの気配がすぐ露呈...

ネッ^^ 皆んな『ボヤン』な出で立ちでしょ!(^^)!
2014年02月04日
三滝川を勝手に語る 第二話
kaz13`s my soul river三滝川 場所は...
三重県北勢 鈴鹿7mountain主峰:御在所岳を源流とし、菰野町⇒四日市市
そして伊勢湾へと流れ込む一級河川にあります。
特徴的なのは平野部に差し掛かった途端、地下水脈となり枯(かれ)川呈する点。
原因は取水のため..長年思い込んでいましたが農閑期でも枯れる..これ如何に??
Maybe 浸み込み易い地層の裂け目がそこにあるのかも知れない...
その水は「マンボ」=横井戸から再び現れ 清涼な智積(ちしゃく)用水へと導かれる。
それ故 海から隔絶され 各支流群との交流も 極めて至難な環境に置かれています。
その他に夥しく乱立する公共事業の遺構...無用に川を掻き廻し 洪水時 儚(はかな)くも
用を為さぬ砂防堰堤... 様々な要因が 三滝川を分断している現状があります。
そんな環境の中でも 逞しく生きるアマゴたち...
実は先記 『菰野豪雨』羅災するも 絶滅すること無く、細々生き長らえ 安息を待ち
自然増殖繰り返すアマゴたち... 畏敬の念、持たざるをえぬkaz13にありました。
三滝川支流☆LS谷佇むkaz13...

一言 『三滝川』言うても、様々な支流群が派生する
下流にて まずUM谷が分岐し、その後LS・MK谷と源を分かつ。
他方FK・FD谷... そして名も無い細谷 夥しく幾重にも合わさり本流へと下る
ここLS谷で釣れたアマゴ..

北斜面、南東へ流れ下るLS谷...
ボヤンとした草薙色ボディ 主点少なに陰気な雰囲気醸し出す But 尾鰭の朱色..綺麗なり^^
此処はFD谷から分岐した支細流...


それでも こんな立派なアマゴ棲む!! 絵に描いたがごとく正統派..アマゴの出で立ち
儚(はかな)げなパーマーク..控えめな主点..お鰭(ヒレ)の紅(くれない)..
見惚れる造形にあります
・・・まぁ 見て下され (~_~;)

黄色い各ヒレを挿し置く 異様にデカく 滲(にじ)んだ主点...
上記 他支流のアマゴとは 『亜種??』見違えるほど奇異な印象にあります...

このFK谷で釣れたアマゴは 押し並べて主点がデカく鮮明な特徴を持つ
本谷 最も菰野豪雨の被害甚大!!
両袖 抉(えぐ)られ、巨石移動甚だしく 以前 渓谷の面影皆無にあります。
谷筋覆う木陰消え 明るさ際立つ南垂れな谷...
【考察】
岩魚は本州だけでもニッコウ・ヤマト・ゴギと亜種居るも アマゴは単種...これ如何に?
当然 学術的鱗(ウロコ)数等 裏付けあれど 上記の写真...各沢アマゴの相違はなぜに?
アマゴ稚魚自主放流活動..今年で3年『かもしか.ネット』
当初 このような亜種的各沢特性が馬瀬川産☆発眼卵導入を起因とし生態系崩壊に
繋がるやの懸念...ありました。
ところが実際は 岐阜県産:余所者アマゴを稚魚として放流し続けていても
FKにゃFK...UMにゃUMアマゴの特徴発現される ...生態的安堵と共に
深い疑問呈すkaz13...(~_~;)
餌の相違は大同小異であり、気候的差違も少ない。
想像するに岩から出るイオンもしくは放射線が 各河川特有の色にアマゴたちを
染めているのではないでしょうか...
渓谷で ひとり眼を閉じ 瞑想に耽(ふけ)ることがあります。
自然との一体感に身を置くと、それぞれ川の違った匂いがある事に気が付きます。
すべての支流が違ったオーラを醸し出す...そんな気がしてならないのでありました。
次回は 各支流ごとピックUPし具体的執筆を進めていきます
ご精読ありがとうございました!(^^)!
2014年01月29日
【独演会】 三滝川を勝手に語る①/6 ~プロローグ~
以前も何度か語りましたが....
私が突然 アマゴ発眼卵を買い、稚魚育て 三重県北勢;三滝川へ
当初 自腹で、なぜ放流しようと思い至ったのか...
それは2008年8月勃発!! 『菰野豪雨』が全ての思考的源流と
言っても過言ではありません。


妖気漂う ただ事ではない川の様子...足が震えたのを今でも鮮明に記憶しています。
この白いモヤモヤは何か? …未だもって不明です (怖)
このたった1日の豪雨により、大岩すべて流され岩盤露出!!
山岳小屋も軒並み流され大壊滅!! 積み上げてきた美しい渓相が激変 !!
まさしく修羅場状態にありました

それまでの三滝川は 4月に温泉街で 鰭(ヒレ)ボロ成魚を撒く..
言わば釣り堀状態を呈していました。
当時は 庄川・高原・板取そして馬瀬川と 一級河川遠征思考...kaz13
地元の三滝川なんぞ 『屁』みたいな存在で まったく眼中ありませんでした ^_^;

…お世辞にも綺麗とは言い難いアマゴ (~_~;) 温泉街垂れ流し雑排からの富栄養により、
年中 苔毟(むし)る三流河川...それが三滝川の偽わらざる姿にありました。
それでも『綺麗??』なアマゴが釣れたと当時は喜んだモンです

あの頃は 旧プラント(蒼滝橋下流)辺りでも立派な上流域と勘違い!? (笑)
あれから5年...
各支流 汲まなく歩き、様々な先人諸先輩方の話しを聞くに及び 憧憬と申しましょうか...
深く携わることで、まさしく『my soul river三滝』なのでありました^^
しかし私は単なる お遊びフライフィッシャーマン... (笑)
学術的見解を述べる分際に在らず、あくまで思い付くまま
実釣体験に基づき、この親愛なる川を語ろうと思い付いた次第!!
それ故タイトルに『勝手に』と謙虚に断り入れさせていただきました。
六話完結!! 【目次】は以下の通りです...
①プロローグ(前書き) ←今回です
②三滝川水系中支流:UM谷のアマゴ
③三滝川水系小支流:LS谷のアマゴ
④三滝川水系支派流:TD谷のアマゴ
⑤三滝川水系大支流:FK谷のアマゴ
⑥本流筋のアマゴたち
今回 私が何を語りたいか言うと... 結論から申します!!
一言で同じ三滝川水系でも素人眼にゃ同じアマゴなのに『違う魚なんチャウ??(驚)』くらい
各支派流特有の魚体的傾向(差違)があることに気付き本投稿にて実証して行きたい...と
そぅ想起したんですョ^^
何ぶん実証における仮説については、深く渓谷に分け入った折り..釣れたアマゴの独り言を
聞いたに過ぎず、学術研究者の諸兄からは非難轟轟と思いますが 予め御容赦のほど
お願いしますねぇ~<(_ _)> (笑)